手当て
2017年3月30日
こんにちは＾＾
院長です🙂
腰が痛いとき
頭が痛いとき
お腹が痛いとき
誰でも無意識にその場所を触っています。
するとスッと痛みが軽くなるような感覚があります。
私たち整骨院の仕事も
手で診て、触って、感じながら
患者さまと一体になって施術を進めます。
手には不思議な力があります。
今日は『手当て』について書かせていただきます。
以前、ブログで書いた
私が毎日、妻の肩揉みをするというお話
”肩こり”
肩こりの人に肩揉みをして治ったという
話を聞いたことがないにもかかわらず
私が毎日家で妻の肩揉みをする理由は…
癒しているのは体ではなく
心だからです。
人は痛みや不快感がある場所を
自分で触れるだけでなく
触れてほしいという欲求があります。
いくら他に原因があったとしても
まず痛いところに触れて理解してほしいものです。
それは機械などではなくて
人の手で触れてほしいのです。
手を当てると脳が安心し
心と体が安らぎを実感します。
私の師匠でもある
横浜えじり整骨院の院長先生からも
必ず最初に痛みを触って確認しなさいと
毎日言われ続けました。
私はこの教えを今でもずっと大切にしています。
ではなぜ手を当てると痛みが和らぐのでしょうか。
一つの説にゲートコントロール理論があります。
簡単に説明すると
例えば足の小指をテーブルにぶつけたとして
痛みが小指から脳に伝わる途中の脊髄に
痛みをコントロールするゲート(門)があって
そこにある神経細胞が痛みの情報を脳へどのように伝えるかを調整していて
ぶつけた小指に手を当てることで痛みが和らいだ状態で脳に伝わる。
という理論です。
ゲートが開いていると強く痛みを感じ
ゲートが閉じているとあまり痛みを感じなくなります。
ゲートは感情や気分にも影響されます。
リラックスしていて気分が良いときは
ゲートが閉じられていますが
不安があったり、悲しい気持ちになると
ゲートは開いて痛みや不快感を感じやすくなります。
また、ストレスが大きくかかっているときは
ゲートのコントロールがうまくいかない時があります。
気分がひどく落ち込んでいて
自分で気持ちの切り替えがうまくできない時などは
そばにいる人の手当てがとても役に立ちます。
腰に手を添える
背中をさする
頭をなでる
手を握る
ハグをする など
ゲートを閉じる触れ方はたくさんあります。
肩揉みも同じです。
仕事、育児、家事などで
ストレスいっぱいの妻の肩に触れるだけで
心は安らいでいるはずです。
夫婦で毎日一緒に過ごしていますから
悪いものを発散してあげないと
私にとっても都合の悪い事態になりかねません😰
ですから私の場合
肩揉みは自分を守るためでもあるのです😂
そう自分に言い聞かせて
ひと揉み ひと揉み
いつも、
ありが、
とう、
ござい、
ます！
などと感謝の気持ちを十分に込めながら
私は日々妻の肩揉みに努めています。
患者さまと向き合うときも
まずは痛みや不快感のあるところを必ず触って確認し
少しでも心の緊張を緩和させてから
施術を開始するようにしています。
ですから当院のコンセプトは
【掌で整えるココロとカラダ】
鍼灸や優れた治療機械を使うこともありますが
基本は『手当て』です。
触れて癒すという行為は
薬が無かった時代から
ずっと身近な治療法でした。
手を添えて
「痛いの痛いの飛んでいけ～」
誰でもされたこともありますよね👦👧
ゲートコントロール理論も
まだまだ解明途中のようです。
ヒトの手にはまだまだすごい力がありそうですね🙌
次回の機会には
・相手に触れた時に自分に起こる変化
・なぜ自分で自分をマッサージしても気持ちよくないのか？
などのお話もしてみたいと思います。
今日は自分のパートナーや
お世話になっている人などに
感謝の言葉を添えて
少し触れてみてはいかがですか👋
最後まで読んでいただきありがとうございました😀
院長 坂井
烏山けやき鍼灸整骨院
〒157-0062
東京都世田谷区南烏山4-14-6 三澤ビル1階
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